ワイ オカマバーで心を丸裸にされる

4月4日にオカマバー行ったらスカウトされた思い出
1 名無しさん@おーぷん ID:wrz
ひな祭りのニュースで思い出すンゴね
2 名無しさん@おーぷん
続けて
3 名無しさん@おーぷん ID:wrz
需要あってワロタ
研修で福岡に二週間おったんやけど、休みを利用して中洲に行ったんや
 
童貞卒業したろ!と意気揚々やったけど怖気付いて店に入れなくて、でもなんか消化不良やったからオカマバーに行ったんよね
その日はたまたま4月4日。オカマの日
 
店はお客さんもそれなりにおって盛り上がってンゴね
5 名無しさん@おーぷん ID:wrz
初めてこういう店来ました~言ったらお客さんや女の子()も優しく楽しく接してくれたやね
ガリットチュウ?の人に似た子、忍たま乱太郎の土井先生に似た子、柄本明に似た子が接客してくれましたわ
 
ママさんはナルトの大蛇丸がおっさんになった感じ

 

 

 
9 名無しさん@おーぷん
>>5
すごいぽいわ
7 名無しさん@おーぷん
メンツが濃スギィ!
8 名無しさん@おーぷん
土井先生は良さそう
ガリットチュウは草
10 名無しさん@おーぷん ID:wrz
なんだかよくわからないゲームで勝ったワイは好み女の子とキスorほっぺにチューして貰える権利を得たんや
その頃には感覚も麻痺してきてて、ガリットチュウが小雪似のおっさんに見えていたワイは迷わず指名
 
リップクリームを薄くなる仕草に若干ドキッとしたのを覚えているやね
唇orほっぺの選択では少し悩み、ほっぺを選択
しょうがないね。ファーストキスの思い出がおっさんになるのはあれだからね
 
優しくワイの頬に触れたそれは、子供の頃に感じたマッマの愛情に似ていたものやった
その頃お隣では、柄本明と高木ブー似のお客さんが野獣のようなディープキスをしていたのを記憶している
11 名無しさん@おーぷん ID:wrz
>>10
リップクリームを薄く塗る仕草やね
誤字脱字多いの気をつけますわ
14 名無しさん@おーぷん
>>10
お隣で草
12 名無しさん@おーぷん
>>10
隣クッソ草
13 名無しさん@おーぷん ID:wrz
すまん!勘違いしてたわ
土井先生やなくて、山田先生似やったンゴ!
 

 

 
15 名無しさん@おーぷん
>>13
ファッ!?
結局みんな似たようなメンツやんけ!
17 名無しさん@おーぷん
>>13
オカマってこの顔の感じ多いよな
16 名無しさん@おーぷん ID:wrz
いつもこんなにお客さんいるんですか~と何気なくママに質問するワイ
 
3月3日は女の子の日
5月5日は男の子の日
 
だから私たちは間をとって4月4日にお祝いしてるのよね
いつもより賑やかで楽しいわ
 
ほえ~、でも3月と5月もお祝いできますやね!
 
え、どうして?
 
だってオカマさんってことは女の子でもあり、男の子でもあるってことないですか!
 
ふふ、お客さん面白いこというわね
来月もお祝いしましょうかしらね
 
そんな事を言いながらタバコをふかすママさんからはどことなく哀愁を感じた
その表情は愉しげな男性でもあり、どことなく心憂い女性のようなもので
 
美しく思えた
19 名無しさん@おーぷん
>>16
オカマもエエこと言うしイッチもエエこと言うやんけ
18 名無しさん@おーぷん
オカマって人間的魅力がすごいよな
20 名無しさん@おーぷん ID:wrz
ママさんと軽く談笑していると、柄本明が割り込んできた
曰く、アンタは顔が薄いからきっと助走似合うわよ!ほらこっちきて!
 
少し大きな席に拉致されたワイは柄本明に水色のカツラを付けされられる
ほら、いい感じいい感じ!
ワイの心にある火種が少し熱さを覚え、思い切って柄本明に言ってみる
 
あの、せっかくやから化粧もしてもらえます?
 
 
くすぶっていた火種に風をおくりこむ
21 名無しさん@おーぷん ID:wrz
助走→女装やね
たびたびすまンゴ
22 名無しさん@おーぷん
こうやってノンケから変化していくんやなって…
23 名無しさん@おーぷん ID:wrz
顔にうっすらパウダー?を施し、眉を描き、目を軽く二重まぶたにする
柄本明がぼそっと、アンタ眉毛短いのよ!と口にしたのを覚えている
ワイはバツの悪さとワクワクさを持ち合わせたような、なんとも言えない表情でされるがままになっていた
 
心が踊っている
 
例えるなら幼い妹が中高生の姉に化粧してや!とせがんで
姉が嫌々そうな態度をとりながらも、どことなく楽しんで化粧を施しているような光景
 
出会って間もない人達から家族のような温かさを感じた
それはワイの心の隙間のようなものに染み渡っていく
 
少し矛盾するかもしれないが、オカマバーは嘘、偽りも存在しない空間
お客さんを見渡せるば皆、心から感情を爆発させている
大声で笑ってもいいじゃん。泣き喚いてもいいじゃん
 
 
ワイの芯を着飾っている不相応な服を少しずつ脱がされていくような感覚を覚える
25 名無しさん@おーぷん
ホモの文章ってなんか詩的よな。
26 名無しさん@おーぷん ID:wrz
化粧を終えたワイ、いつの間にか用意されていた服を持ち、便所で着替える
ふわっとしたスカートの構造を知って驚く
 
ふと便所に備え付けの鏡を見るとワイでは無いワイがそこにはおり、自然と表情や顔の角度をいろいろと試してニヤニヤしてもうてたわね
 
便所の扉を開けると、柄本明がわりと大きい声でお客さんたちに声を上げた
みんな~、今日初参加の綾波レイ子ちゃんよー!ウブだからノータッチでねー!
 
便所の扉は新世界の扉だった
27 名無しさん@おーぷん ID:wrz
なんだか話が面長になってきてもうたやね
ちな山田先生とは絡みが無かったンゴ
28 名無しさん@おーぷん ID:wrz
先ほど練習した表情のワイ、拍手で出迎えられて自然と顔が歪む
柄本明は耳元で
 
写真撮られたり触られたりっていうのは無いから心配しないでね
 
と小言で言われ、オカマって気配り凄いなって改めて実感する
 
その後はカラオケで葛飾ラプソディー歌ったり、ママさん達のショーを楽しんでいた
ワイが来る前から相当飲んでいたのか、お客さん方はだんだんと帰路につく
 
気がつくとワイはこの日最後のお客さんになっていた
日付もかわり、オカマの節句も幕を降ろす
 
そろそろワイも帰ろうかな?着替えを済まして衣装を返す
 
 
店の空気が変わったのを肌に感じた
 
ママさんが口を開く
29 名無しさん@おーぷん ID:wrz
あんた達今日はご苦労様。まっすぐ帰るのよー
みたいな事を女の子たちへ
 
アンタ、今日はもう閉店だけど、ご馳走するからちょっとだけ付き合いなさいな
この日までのワイなら、あっ…掘られると思ったであろう展開やったけどママの提案を素直に受け入れた
 
この人の話を聞きたい。いや、それ以上に話を聞いてもらいたい
側から見たら大蛇丸に似たただのおっさんかもしれない
 
でも、この人には魅力があった
ワイを惹きつける魅力があった
30 名無しさん@おーぷん ID:wrz
店にはゆったりとしたジャズが流れる
 
ママは店の奥からアルバムを持ち出し、見せてくれた
それは、一人の少年の成長を写真で追っているもののようで
 
ママは何も言わずに、写真を目で追うワイが丁度ええタイミングでページをめくる
 
彼は子供の頃から笑顔に包まれており、皆から愛されて育ったことがよくわかる
見ているだけこっちまで微笑んでしまうようなもので
 
 
アルバムは彼が社会人になったところで終わっていた
 
いったい誰の人生を綴ったものなのかは感づいていたが、口にする事はしない
 
アルバムを閉じると、ママはジャズの音量を下げて焼酎の水割りを出してくれた
 
優しくグラスを重ねる
31 名無しさん@おーぷん ID:wrz
あなた、一目見てわかったけどこっち側の人間よね
 
思いもよらなかったママの一言に同様するワイ
否定も出来ず、肯定もしない
ただ、ママの目を見ていた
 
そして、先ほどのアルバムの男性は死んだと教えてくれた
彼は周りの人を楽しませるのが本当に好きで、いつも周りには親しい人がいた
 
両親とも仲が良くて近所からも羨まれるくらいだったと
 
 
でも一人苦しんで苦しんで苦しんで、もう抑えきれなくなって
本当の自分を出してしまった
 
その時に彼は死んで、私が産まれたの
環境は180度変わってしまった
 
ママはお酒を口にする
つられてワイも
32 名無しさん@おーぷん ID:wrz
でも、私が特別ではなくてね
人はみんな様々なことに耐えて生きてる
私は少し、我慢強さが足りなかっただけ
 
 
あなたは何から耐えているの?私はあなたよ
話を聞くことしか出来ないけど、話を聞いてあげることが出来るわよ
 
 
ワイは全部ぶちまけた
今まで知人、友人、家族、みなに偽ってたいたこと
男性が好きとか女性が好きとかそういう事ではなく、大げさに言えば自分の人生
 
ここまで正直になれたのは産まれて初めてかもしれない
就活の自己分析だって嘘っぱち
 
本当の意味で自分と向き合えた
ママは何も言わずにただ、ワイの話をうなずいて聞いてくれた
34 名無しさん@おーぷん ID:wrz
ざっくりと書いたけど、話を覚えていない部分や
言葉にするの難しいものでだいぶはしょってるやね
35 名無しさん@おーぷん ID:wrz
ワイの話が終わる
ママはそれについて返答や、話を膨らませたりはしない
ただ聞いただけ
それで充分なこと、ワイが求めていないのを理解している
 
まさか初対面の大蛇丸にここまで自分を出すなんて、ほんまに不思議なもので
 
 
水割りのグラスが空になると、
牛乳のめる?
 
はい
 
ホットミルクできるから少し待っててね
 
わかりました
 
 
オカマは気配り上手だってはっきりわかんだね
36 名無しさん@おーぷん ID:wrz
そしてミルクを飲みながら他愛もない話を交わす
福岡にはどのくらいいるの?
仕事どんなことしてるの?
気に入らない上司がいたらぶっとばしちゃえ
 
などなど、笑い合いながら
 
そしてタイムリミットがくる。現実の時間
お会計をすませると、ママが口を開く
 
これから先たくさんの経験をするわ
全部受け入れなきゃダメよ
それでも、どうしても耐えられなくなって、自分が嫌になった時はうちへいらっしゃい
きっとまた自分が好きになるわ
 
でも、その時が来るまではダメよ。今のあなたは自分をしっかり見つめられているもの
 
また来てねとは言わないわ
それじゃ、寒いから気をつけてね。いってらっしゃい
 
 
思い出やから少しニュアンスは変わってしまってるかもしれんけど、大体こんな感じ
 
こうしてワイは店をあとにした
37 名無しさん@おーぷん ID:wrz
あれから5年程たち、本当に色々なことがあったけどあのお店に行くことは無かった
単純に福岡が遠いのもあるけど今の所、辛抱が出来ているのかもしれない
 
ひな祭りの宣伝やニュースが流れる時期になると、あの店ではお祝いしてるのかな?と少し気になる
 
いつの日か自分が自分じゃ無くなる前にはもう一度福岡へ行ってみようと思ってるやね
その頃には店が無くなってるかもしれんけど、きっと救われる何かがあると勝手に思っているもので
 
 
みなも是非、一度オカマバーに行ってみるとええやね
そこは本来の自分と向き合える場所なのだとワイは思うンゴ
38 名無しさん@おーぷん ID:wrz
おしまい
 
書き溜めたりしてないから誤字脱字勘弁やでー
ちな今でも童貞や
40 名無しさん@おーぷん
涙がで、でますよ…
39 名無しさん@おーぷん
乙やで。
42 名無しさん@おーぷん ID:wrz
あ、ママとの会話は思い出補正かかっている分誇張されてもうてるかもしれんやね
当時こういう話をした!っていうよりはこういう感じの話をしたように記憶しているって感じンゴ
昔のことだからね。しょうがないね
41 名無しさん@おーぷん
乙やで
いい話やったわ

Posted by ShowerHead